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ローマのパスクワ(イースター)に欠かせない食材のひとつが、アーティチョーク。イタリア語でカルチョーフォといいます。

日本語では朝鮮アザミというようですが、本当にまるでお花。オリーブオイルではないですが、アーティチョークも地方によっていろんな種類があるのですが、このころりと丸い形をしたのは、春に出回るロマネスコ。ローマのアーティチョークです。

で、このアーティチョーク、筋っぽい外側の葉をむいて、中にニンニクとミントの葉を詰めて、オリーブオイルで蒸し焼きにしたのがローマ風です。

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実はオリーブオイルって、アーティチョークの香りがする品種がすごく多いのです。少し苦い感じの匂い。モライオーロとか、レッチーノ、フラントーイオとかのトスカーナやラツィオ、ウンブリアなどの中部イタリアのオイルに多い香り。

テイスティングの試験のために夢中になって勉強していたころ、勉強してもしても香りの違いがわからなくて、落ち込んでいた時期を思い出します。周りはオリーブオイルの生産者や、ワインのソムリエ、シェフなど、食の業界に携わっているイタリア人の同期より、数歩も後れを取っていて焦ってた頃。

誰に聞いても、「慣れしかないよ、少しずつ訓練すること!」というアドバイス。

私の鼻が進化する日は本当に来るのだろうかと、本当に不安でした。

今日アーティチョークの外側の花をむいていた時、ふわっとした親しみのある香りが漂いました!

あれ、何だろうって思うのと同時に、オリーブオイルの香り!

本当にアーティチョークの香りって、オリーブオイルの香りに似ている、ということを、肌で実感。

少しづつでも、毎日、毎日、テイスティングを続けていると、こうやってわかるようになるんですね。

すごく感動しちゃいました!

アーティチョークは癖があるから日本人にはあまり好まれない!という話を、最近聞いたところです。でも前にも書いたけど、私にとってアーティチョークってごぼうのような感じで日本っぽい野菜の一つです。ゴボウなんて木の根っこを喜んで食べるのは日本人だけだそうですが、これだけ手をかけて筋っぽいアーティチョークを食べるイタリア人も面白い。

まあ、それもそのはず、アーティチョークはカルシウムなどをはじめとした栄養素がたっぷり入ったスーパーフード。この時期だけの季節の食材なので、できるだけたくさん食べて、きれいになりたいものです!

以前ご紹介した揚げ物のユダヤ風もいいですが、似た風味のオリーブオイルでじっくりやわらかく煮込んだローマ風も、何と言えないいいお味です。機会があれば、ぜひ、お試しください。

レシピはこちらから:カルチョーフォ・アッラ・ロマーナ(CALCIOFO ALLA ROMANA)